にほんの絵本

『おつきさまこんばんは』雲から身を守れ!おつきさまと子猫の関係

投稿日:

- 評価 -

『おつきさまこんばんは』

・総合評価  

・絵    
・読みやすさ
・おもしろさ

- 対象年齢 -

  • 0さい~

-こんな人におすすめ-

  • 月の絵本を探しているひと
  • 0さいから読める絵本を探しているひと

『おつきさまこんばんは』の
かんたんなあらすじ

おそらが暗くなって、夜になりました。

すると屋根の上があかるくなって、おつきさまが顔をだします。

おつきさま、こんばんは。

だめだめくもさん、おつきさまを隠さないで・・・

『おつきさまこんばんは』のみどころ

1.やわらかな角丸正方形の絵

インスタグラムのような正方形の絵は、『おつきさまこんばんは』の見どころのひとつ。

1986年に出版された絵本なので、時代を先取りしていたデザインセンスだと言えるでしょう。

かわいいデザインと柔らかな絵が魅力的な絵本です。

2.かんたんな文章

『おつきさまこんばんは』は、左のページに文章が、右のページに四角い絵がある構成になっています。

文章は全てひらがなで、小さい子どもなら分かるような簡単な言葉が使われています。

こうしたかんたんな文章は、知らず知らずのうちに平仮名の勉強になっていたりもするのでお得です。

3.2匹のこねこ

3つ目の見どころは、絵本に出てくる2匹の仔猫。

文章とは別に、行動や仕草で感情を伝えるキャラクターです。

この猫たちの素朴な可愛さが、『おつきさまこんばんは』の魅力をぐっと引き上げています。

『おつきさまこんばんは』の感想

「月」は母親の象徴として描かれることの多いシンボルです。

『おつきさまこんばんは』でも、月が母親と重ねて描かれているように読み取れます。

この絵本が子ども達に大人気の理由は、知らず知らずのうちに「おつきさま」と母親を重ねているからかもしれません。

雲がおつきさまを隠す場面では、不穏な空気が漂います。屋根の上の子猫たちは毛を逆立たせ、牙をむいて雲を威嚇するほどです。

こうした月を守ろうとする子猫の様子は、母親を守ろうとする子どもに似ています。

母と子の関係を上手に描いた絵本のように思います。

頑張っているお母さんが、子どもと一緒に読んで欲しい一冊です。

- 作品情報 -

  • 『おつきさまこんばんは』
  • 作:林明子
  • 出版社:福音館書店
  • 発行年:1986年
  • サイズ:18cm×19cm
  • ページ:20p
  • 定価:700円+税

- ジャンル -

  • あいさつ

- テーマ -

  • 暗い夜を照らす存在
  • 母と子の関係

Copyright© 絵本の木 , 2019 All Rights Reserved.