- 評価 -
『スイミー』
・総合評価
・絵
・はなし
・読みやすさ
・おもしろさ
- 対象年齢 -
- 3才から
-こんな人におすすめ-
- さかなの絵本を探しているひと
- 定番の絵本をそろえたいひと
『スイミー』の
かんたんなあらすじ
スイミーは赤い魚のきょうだいのなかで、たったひとり黒い色をして生まれてきました。
でも、泳ぐのはだれよりも早かったスイミー。
そんなあるときマグロがやってきて、赤いきょうだいは食べられます。
生きのこったのはスイミーだけ。
かなしむスイミーは海を旅して、すこしづつ成長していきます。
『スイミー』のみどころ
1.スイミーの勇気
スイミーは強いさかなではありません。
彼はかなしみを背負いながら、同じかなしみを繰り返さないように、いっしょうけんめい考えます。
そんなスイミーが冒険に出る場面が、この物語の見どころです。
2.スイミーの知恵
『スイミー』の副タイトルは、「ちいさな かしこい さかなの はなし」。
彼は頭を使って、立ちはだかる問題を切り抜けようとします。
どうやって切り抜けたのか?それは読んでのお楽しみです。
『スイミー』の感想
物語のテーマはすこし重ためですが、イラストのうつくしさが不思議な調和を生んでいます。
読む子どもは「人生にとって大切なこと」なんて考えないけれど、でも確実にそうしたことを教えてくれる、勇気の出る絵本です。
もちろん大人も楽しめる一冊。ぜひお子さんと一緒に読んでみてください。
- 作品情報 -
- 『スイミー』
- 作:レオ・レオニ
- 訳:谷川俊太郎
- 発行者:有松敏樹
- 発行:好学社
- ジャンル -
- うみ
- さかな
- ぼうけん
- テーマ -
- 勇気
- 協力
- 知恵